東京で催眠療法を行う心理療法研究室スアラロハニは、催眠療法をメインとした心理療法を行う女性のための完全予約制のセラピールームです。東京都豊島区要町にセッションルームを構えております。

思春期青年期のお子様をお持ちの方に

思春期青年期は激動の世代です。

思春期青年期は、自分の軸を固めていくために、心の中でさまざまな試みをしながら生きる指針を見つけ出す時期です。そのためにはその年頃特有の豊かな感受性が役立ちますが、それはもろ刃のつるぎでもあります。敏感であるがゆえに、深く傷ついたり、激しく反応したりして、時に周りで見守る大人たちを戸惑わせます。

 

私たち大人もみな、思春期青年期を経験したはずなのですが、通り過ぎるとその当時の感覚は忘れてしまい、なかなか理解できなかったり、理解はできても受け止められなかったりしますね。大人になったけれど「思春期の気持ちはよくわかる」と思われる方は、もしかしたら、その当時の発達課題をクリアしていないのかもしれません。

発達課題とは何でしょうか?

エリク・H・エリクソンによれば、子供や若者だけが発達するのではなく、人は死ぬまで発達し続けるものだとされます。そして、それぞれの年代で特有の課題があるされます。また、発達課題は世代間でも関連があり、影響し合うということです。つまり、自分というものの基本を作り上げていく子供たちや若者に対して、子育てや教育を行う親や大人たちもまた、その経験を通して自分を成長させるという課題に取り組むことになるのです。

 

思春期の気持ちがわかりすぎるのは発達課題をクリアしていない可能性があると申し上げましたが、エリクソンによれば、発達成功だけでなく不成功もまた必要な経験とされています。思春期青年期の若者たちと接する機会は、成功と不成功の統合のチャンスとなるでしょう。

自分を責めないでください

これまでいい子だった子どもが、急に反抗的になって言うことを聞かなくなったり、無視したり、感情的になったりすると、育て方が間違っていたのではないかと不安になるお母さんは多いでしょう。そこでさらに厳しく叱ったり、逆に甘くなったり、自分が間違っていたと謝ったりところころ態度を変えるのは望ましくありません。よくも悪くもこれまで子どもが基準としてきた親の価値観が揺らぐと、子どもも混乱してさらに不安定になります。親が態度を変える時には一時しのぎの対応としてではなく、新たな方針として親御さんご自身もしっかり決意をしていただきたいです。

 

子どもたちにとっても、居心地のよかった親の保護を離れることは、恐ろしくもあり、不安でもあり、たくさんの迷いも生じる大変な体験となります。それでも、自分で判断し生きて行く力を身につけるため、一所懸命に反抗する必要があるのです。ですので、反抗的であるのはきわめて正常な反応で、順調に心を発達させている証拠でもあります。

 

思春期青年期に非行や問題行動があっても、その多くは一過性のものです。氏家達夫(『縦断研究の挑戦』2009)によれば、中学校の3年間で一度も非行行為のない子どもは30%に過ぎず、45%は軽微な非行行為を1〜2回起こすけれどもそれ以上にはならないとのことです。この時期に非行や問題行動があるのは発達の過程として珍しいことではなく、大人になるにつれて問題行動は自然となくなります。

 

さらに深刻な問題に発展するの要因には、子ども自身の問題と環境の問題があります。子ども自身が傷つきやすく、周囲の支援を受けにくい言動をしてしまうことや、親密で安定した関係を築ける相手がいないという環境です。家族など支援する大人が安定した態度で寄り添うことは、子どもが自分の力で自然と道筋を見つけ出す大きなサポートとなるでしょう。

最大の関心を持って見守りましょう

大切なのは見守ること。放置や放任とは違います。この時期は友人の影響がもっとも強くなりますので、友だちづきあいをある程度把握している必要があります。批判を加えずに聞き出せるといいですが、聞き出せない場合にも最大の関心を持って見守り、お子さんをよく観察し、時には介入することも必要です。

 

でも、見守るというのはなかなか難しいことですよね。見守る側は、子どもの一挙一動に過剰に反応して、自分の不安や子どもに対する不信をぶつけないように気をつけましょう。そして、親や教育者としての自信と愛を持って大切な場面で話をすることができるといいですね。

 

自信を持つというのも簡単ではありませんが、それまで子たちは親を基準にして生きていたのですから、思春期に反抗したからといって、日和見的に方針を変えられるとかえって混乱したり、反抗したりします。よくも悪くも親が基準なんですね。では、どうすればいいのでしょうか?  

思春期青年期の問題になぜ催眠療法がいいのか?

 子育ての時期は、親世代にとっては「愛とは何か?」というテーマに向き合い、「自分らしさ」を確立していく時期です。日和見的な方針変更でなく、子どもとの関係で発生した問題を自分のそれらのテーマとして考え、新たな答えが見つかったとき、自然と親子の関係が変わり、子どもの心の成長にもつながります。親が変われば子どもは変わるんですね。

 

催眠療法は、直面している問題を解決するだけでなく、根底にある価値観や人生観に変化をもたらす心理療法です。思春期青年期の子どもとの向き合い方に悩む親御さんが、それを自分のテーマとして気づきを得るためのとてもパワフルな手法として、皆様におすすめいたします。

 

もちろん、お子さんご自身が気づきを得る手法としてご利用いただくこともできます。ただし、それはお子さんご本人が望んでいる場合に限ります。催眠療法はご本人の潜在意識につながって行うものですので、ご本人が望んでいない場合は行えません。

思春期青年期のお子さんのことでお悩みの方は、メールにてご相談を承りますので、お問い合わせページまたはsuara-rohani(a)suara-co.jpの(a)を@に変更してお問い合わせください。