東京で催眠療法を行う心理療法研究室スアラロハニは、催眠療法をメインとした心理療法を行う女性のための完全予約制のセラピールームです。東京都豊島区要町にセッションルームを構えております。

USPTについて

USPT=人格統合法

心の声に悩んだことのある方にUSPTを

USPTは解離性人格障害の治療のために生まれた技法ですが、治療を必要としていない多くの方にも使える技法です。トラウマの治療としても期待され、医師・心理士の方に注目されています。カウンセリングとは違った精神・心理療法です。

私たちは学校での自分、職場での自分、遊び仲間の前の自分、家族の前の自分など、日頃からさまざまな自分を演じなければならないことが多いと思います。「全部同じだよ」と言い切れるならUSPTは必要ないでしょうが、普段から場面によってキャラクターを使い分けたり、仕事モードや遊びモードといった切り替えをされている方は、そのかげに人格解離があることもおおいに考えられます。「自分の中にたくさんの自分がいるような気がする」、「いろいろな心の声があって決断ができない」という方には、USPTを組み合わせたセッションを行います。

自分の中にたくさん自分がいる!?

USPTとはイメージとタッピングによって解離した人格を統合する方法で、早稲田通り心のクリニックの小栗康平先生(精神科医)が開発された技法です。解離性同一性障害(多重人格)の治療のために生まれた方法ですが、障害というほどのレベルでなく、普通に日常生活を送っている方でもこのUSPTが合う場合が多く見られます。仕事モードと遊びモード、オンとオフで自分を使い分けるのが上手な方に解離は見られます。

解離性障害は、コップの水がいっぱいになってあふれ出すように始まるそうで、それまでは同じようにしていても平気だったものが、ある日突然あふれ出して障害を起こすようです。アレルギーなどと似ていますね。使い分けていたはずの自分が心の中で大きく強くなって、どの自分が主体なのか本体なのかよくわからなくなったと感じるようになったら、コップの水があふれ出してきたのかもしれません。

解離って何? なぜ起こるの?

解離を起こす人はおおむね3歳までに最初の解離を起こしていると考えられています。3歳までに解離を起こさなかった人は、生涯解離を起こしにくいということです。

何かつらいことがあった時に、そのつらさを回避する方法として、自分の心の本体(基本人格)でつらさを引き受けないで、心の中にそのつらさを引き受けるだけの一部分(別人格)を作る。そうするとつらかったことを忘れることができる(意識に上あがらなくなる)のですが、つらさを背負わされた自分の一部分からつらさが消えることはありません。

これは私の考えた解離を説明するたとえ話ですが……教室の中でみんなでさわいでいたら先生にお目玉をくらったとします。そして、一人の生徒が騒いだのは自分ですとみんなを代表して廊下に立ちます。すると教室の他のみんなは叱られることなく授業を受けられます。これはいいアイデアだとなって、次に問題が起きたときには別の生徒が廊下に立ちます。次もその次も同じように。これを繰り返していると教室の中にいる生徒より廊下に立たされた生徒の方が多くなって、もう教室の中はがら〜んとして成り立ちませんし、ずっと廊下に立たされている生徒だっていやな気持ちのままです。この状態が解離が問題になった状態です。

そして、廊下に立ってくれた生徒にお礼をいって教室に戻ってもらい、もう一人だけで責任を取ろうとしないでみんなで一緒にやっていこうというふうにするのが、USPTのセッションではないかと思います。みんなが一つになって問題に立ち向かえば、つらさが心の一部分に閉じ込められることなく、やがて時間とともに消えていきます。

解離した人格(心の一部分)は、インナーチャイルドと呼ばれることもあります。研究者やベースとなる理論によってインナーチャイルド、アダルトチルドレンと呼ばれることはありますが、いずれも傷ついて過去に取り残された心の一部分と言えるでしょう。

また、解離はトラウマとも関連が深いものです。トラウマとなるのは主観的な傷つき体験ですので、客観的に見て必ずしも深刻であるとは限りません。

USPTで生き生きとした自分を取り戻す

USPTを行った後、視界が明るくなったとか、視野が広くなったとか、頭がすっきりしたと感じられる方が多いようです。また、「今ここ」という感覚が強くなるとか、食べ物がおいしく感じたり感覚が現実感をともなって感じられるということあります。

困難なことに対しても「やってみよう」という気持ちになったり、人の意見に振り回されていたのが「自分を信じてみよう」と思えたりもします。